シベリア鉄道の路線について

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「シベリア鉄道」と一口にいっても、実はいろいろな路線があります。

こちらがシベリア鉄道を運営する「ОАО “РЖД”(ロシア鉄道)」が公表している路線図です。
http://eng.rzd.ru/statice/public/en?STRUCTURE_ID=9

シベリア鉄道路線図画像

厳密に言えば、この路線の中でシベリアを通過している路線は全て「シベリア鉄道」と言えるでしょう。

一般的に日本人が連想する「シベリア鉄道」は、「ロシア大陸横断」というイメージが強いですね。

ですがこう見ると、終着駅や通過駅に中国の北京やハルビン、モンゴルのウランバートル、北朝鮮の平壌などもあります。

ロシアだけでなく、国境を越えて走っているのがわかりますね。

いくつかあるシベリア鉄道の路線の中でも、「モスクワ-ウラジオストク便」が一般的ないわゆる「シベリア鉄道」の路線といえるでしょう。

今回私の旅のコースは、
「モスクワ → ウラジオストク、イルクーツクで途中下車」
というコースでした。

このコースで利用した路線は下記。

・列車番号20:モスクワ-北京便(モスクワからイルクーツクまで)
・列車番号134:ウラジオストク便(イルクーツクからウラジオストクまで)

列車番号20のほうは、いわゆるロシア国外から来た旅行者・観光客と中国人が多用するので、
車両が新しいものが使用されていました。

この新しい車両は、基本的に3等寝台クラスがありません。

1等もしくは2等です。
(1等は2人、2等は4人用のコンパートメントです)

列車番号134のほうは、一般のロシア人が使用する列車なので、古いソビエト時代からの車両が使用されていました。

一般のロシア人が使用するタイプの列車は、観光客の列車よりも小さな駅で停車することが多いようで、その分同じ距離でも時間がかかります。

そして、3等までクラスがあります。
(3等は、コンパートメントでなく6人1組の開放型寝台車)

「通勤快速」と「快速」の停車駅の違いといえば、イメージしやすいでしょうか。

路線によって列車にも差があるとわかっておくと、いろいろと心の準備もできると思います。

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Copyright(c) 2014 シベリア鉄道横断旅行記【モスクワからウラジオストクまでのロシア一人旅】 All Rights Reserved.